サステナビリティの考え方
タウは世界規模での損害車リユースビジネスを通じて、『モノが大切にされ続ける循環型社会の実現』を目指しています。
近年、気候変動や環境汚染、人権問題、社会インフラ等、多岐にわたる環境・社会課題の解決が急務となっています。
2015年に「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、企業による積極的な取り組みが求められる中、私たちはこれまで以上に世界の課題と向き合い、持続的社会の実現に向けて取り組んでまいります。
SDGs各項目と指標
環境への取り組み
自然環境の保全
当社は次の世代へ豊かな自然環境を継承できる社会を目指し、損害車の効果的なリユース・リサイクルに取り組むことでCO2削減への寄与を目指しています。
資源の有効活用
当社は損害車リユースビジネスを通じて限りある資源の有効活用を推進し、地球規模で『モノが大切にされ続ける循環型社会の実現』を目指しています。
自然環境の保全
資源の有効活用
計算式:製造時排出量*×リユース台数 (製造時排出量ーリサイクル時排出量*)×リサイクル台数
出典:*佐野 慶一郎, 冨岡 佳祐, 大井 康寛:自動車リサイクルのLCA検証-各材料リサイクルによるCO2排出量の低減効果-自動車技術会論文集 pp.846-847(2018)
社会への取り組み
社会への貢献
当社は企業理念の1つとして「社会貢献」を掲げています。
永続的な社会の発展に寄与するために、企業活動で得た利益を社会に還元することは私達の大きな責任であると考えています。
新興国の支援などタウらしい社会貢献活動を展開し、より良い社会を目指してまいります。
願いのくるま
「願いのくるま」とは、死を目前にした人を最後に願う場所へ無料でお連れする、ボランティア活動です。
日本では初めて(※)となるこの活動を通じて、ターミナルケアを受けておられる方々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に寄与したいと考え、2018年1月に「一般社団法人 願いのくるま」を設立いたしました。
※当社調べ
活動日 |
2019年3月 |
ご利用者様 |
80代 女性 |
活動内容 |
水戸・偕楽園で開催される梅まつりへお連れしました |
もう一度この景色を見ることができて良かったです。
自分のためにたくさんの人が協力し、この旅を実現してくれたことに心から感謝しています。
タウ・スカラシップ
文化・芸術やスポーツなどの各分野で秀でた能力と高い志を持った若者を応援したい。彼らの活躍によって社会に勇気や感動を与え、世の中を元気にしたい。
当社はそんな想いから給付型奨学金制度「タウ・スカラシップ」を設立しました。
タウは夢に向かって頑張る人を積極的に応援します。
シングルマザー支援プログラム
新型コロナ感染拡大の影響により経済的に困窮するシングルマザーの方々が安心して働ける社会の実現を目指すべく、「シングルマザー支援プログラム」を開始いたしました。
安定的に就業できる環境を提供するとともに、家庭環境改善のための支度金を提供し、当社独自の支援を推進することで社会課題の解決に取り組みます。
タウ・パラリンアートコンテスト
多くの障がい者の方々が抱える「社会参加への周囲の理解の少なさ」や「金銭的困窮」といった課題解決に寄与するため、2019年より障がい者アート支援の一環として「タウ・パラリンアートコンテスト」を実施しています。
受賞作品はタウが運営する「
タウネット美術館
」で紹介し、多くの方が障がい者アートに触れる機会の提供に取り組んでいます。
海外支援
当社の主要取引先の多くは、フィリピンやミャンマー、ボリビアをはじめとする新興国であり、学用品や日用品の不足、医療機器・機材の不足や老朽化による医療環境の不備など、
さまざまな社会問題を抱えています。
当社はそのような国々に対し、「教育」「医療・福祉」「生活」をテーマに、学用品や医療機器の寄贈、チャリティイベントへの参加、孤児院への寄付など、
現地の状況やニーズにあった活動を行い、社会問題解決への貢献を目指しています。
・ランドセルや文房具等の学用品寄付
・チャリティイベントの実施
・医療奉仕活動への参加
・中古医療用ベッド、車イス、超音波診断装置の寄贈
・衣類、おもちゃ、日用品等の寄付
自治体・警察との連携
当社は台風や大雨、地震などにより被災した車両の迅速な引き取りによる被災地域の早期復興を目指し、全国の自治体や警察との連携を進めています。
その一つとして、大宮警察署と災害等の緊急事態発生時における被災車両のレッカー作業と、県内警察署で初となる警察の訓練に使用する車両提供について協定を締結しました。
今後も官民一体となり、迅速な災害対応に取り組んでまいります。
災害・地域支援
当社では、国内で大規模な自然災害等が発生した際、救援活動や被災地の復旧活動などに役立てていただくための災害義援金への協力を社員へ呼びかけています。
集まった義援金に会社からの拠出額を合計した金額を、自治体や日本赤十字社を通じて寄付しています。
その他支援活動
パラリンアート オフィシャルパートナー
当社は2018年より、一般社団法人障がい者自立推進機構が運営する、 障がい者アート支援団体「 パラリンアート」の オフィシャルパートナー(プラチナパートナー) として支援活動を行っています。 パラリンアートは、障がい者の夢をアートで叶えるために、「全国規模のイベント/企画を行う」社会参加と所得向上を目指しています。
ジャパンハート 法人会員
当社は2019年より、 (認定)特定非営利活動法人ジャパンハート」 の法人会員として、同法人の活動を支援しています。 ジャパンハートは、「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国、地域、人種、政治、宗教、境遇を問わず、 全てのひとが平等に医療を受けることができ、“生まれてきてよかった”と思える社会の実現を目指し活動しています。
盲導犬
当社は2008年より、公益財団法人日本盲導犬協会の法人賛助会員として継続的な支援活動を行っています。
あしなが育英会
当社は2018年より、あしなが育英会への寄付による支援活動を行っています。
人材への取り組み
当社は、経営理念の一つに「社員の幸福」を掲げています。社員に経済的な豊かさのみならず、心の豊かさを提供できる会社。
社員に生きがいと、働きがいを感じさせる会社。これが当社の目指す姿です。その実現に向けて、社員一人ひとりの人権の尊重はもちろん、
能力開発の機会提供やワークライフバランスを推進し、社員が自分らしく成長することのできる職場づくりに取り組んでいます。
魅力的な職場づくり
健康経営推進
当社は、「社員の健康は会社の健全な成長を支える経営基盤である」と考え、社員の健康増進・維持に取組んでいます。
活動状況の可視化に役立つウェアラブル端末の配布やすべての社員を対象とした生命保険・三大疾病保険の会社負担によるサポート、
40歳以上の社員を対象とした人間ドック受診等の制度を拡充し、病気の予防、早期発見、早期治療に努めています。
また、産業医カウンセラーやメンタル相談窓口の設置など相談体制を整え、社員が心身ともに健やかに働くことのできる環境づくりに取り組んでいます。詳細は「
株式会社タウ 健康経営方針」をご覧下さい。
教育・キャリア開発
市場価値の高い人材を育成するため、OJT/OFFJTを通じた能力開発を行っています。
階層別研修やeラーニング研修、世界で活躍するグローバル人材の育成に向けた海外研修のほか、
資格取得や自己学習などを行う社員に対しては、必要な指導や支援を提供しています。
また、上級監督者を対象に2001年から開始したMBA取得支援制度では、
経営大学院への通学費用を会社が負担し、高度な経営知識を習得するためのサポートを継続的に行っています。
ワーク・ライフ・バランス推進
社員が充実感を持っていきいきと働くことができるよう、残業削減や有給取得率向上のための施策・制度の拡充を進めています。
リフレッシュ休暇やコアタイムを廃止したフレックス勤務、自己啓発支援等の制度導入や、業務効率化の提案等を行い、生産性の向上と働き方の多様化に取り組んでいます。
多様な人材の活用
ダイバーシティ推進
当社は、社員の行動指針である「TAU行動基準」において、性別、年齢、国籍、思想信条、肌の色、学歴、婚姻、障害などの有無に関わらず差別しない事を宣言しています。
すべての社員に平等に成長機会を提供し、社員同士がお互いの思想や信条を尊重し、自分らしく働くことのできるダイバーシティ経営の推進に努めています。